酪農学園大学の教職員が
全国で無料講義を行います!

酪農学園大学では、本学の教育を広く社会に開示し、高校生にとっては進学の参考にしていただくことを目的として、「出張セミナー」を企画しております。
農学や生命科学など、本学の幅広い分野の教授陣による、さまざまなテーマの授業内容を展開しています。
教育のトレンドのひとつでもある「SDGs」に紐づけた授業も可能です。
教員が用意した講義からお選びいただくほか、ご希望のテーマでのオリジナル講義にも対応します。

講師の旅費など必要経費はすべて酪農学園大学が負担します。
依頼いただく学校側での費用は一切かかりません。

大学で学ぶことの意義や専門性を体感いただく、良い機会になると思います。
ぜひ本セミナーをお役立ていただきますよう、よろしくお願いいたします。

出張セミナー (2022年度実施内容)

対象高校1年生〜3年生
実施期間5月中旬〜翌年3月頃まで
受付締切実施日の1ヶ月前までにお申し込みください。
時間45分〜90分程度 ご指定の時間で実施いたします。
講義分野農業、食品、環境、獣医療など
費用無料
その他都合によりご希望の日時で対応できない場合があります。

出張セミナーのお申し込み方法

電話011-388-4158
メールkoho@rakuno.ac.jp
FAX011-388-4157

出張セミナー講義内容

※以下の内容のほか、ご希望のテーマでオリジナルの講義を行うことも可能です。

日本の食料自給率は40%と低く、食料の多くを外国からの輸入に頼っています。また、日本の農業は、農家の高齢化や離農の増加によって、たいへん厳しい状況にあります。TPP(環太平洋経済連携協定)によって、ますます外国からの食料輸入が増え、このままでは、日本の農業はつぶれてしまう可能性があります。セミナーでは、日本、北海道の農業の変化や、スーパーなどでの輸入食品の販売状況を通して、これからの食料や農業をどうしたらよいか考えます。

スーパーで売られている牛乳、実は季節や地域によって含まれる成分が大きく異なることを知っていますか?ウシが食べるエサには様々なものがありますが、エサの種類やウシの体調によっても、牛乳の成分は大きく変化します。ウシも私たちヒトと同じで、主食とおかずをバランス良く食べています。エサの種類やメニュー(組合せ)によって、牛乳の成分はどのように変化するのでしょうか。そのカギを握るのは、ウシの一番目の胃袋「ルーメン」に生息する微生物たちです。さあ、エサと牛乳の深い関係について、いっしょに学んでいきましょう。

みなさんは牛乳や乳製品は好きですか?ミルクは高栄養で、様々な料理に使える優れた食材です。それでは、なぜウシはヒトが食べることのできない草を食べて栄養満点のミルクを作ることができるのでしょうか?その秘密は4つある大きな胃袋にあります。特に1番目の胃袋は「ルーメン」と呼ばれ大量の微生物が住みついていて草の分解に貢献しています。草がミルクに変わる仕組みを知ることで乳牛のすばらしさに触れてみましょう。

みなさんは、酪農にどのようなイメージを持っていますか。牛にエサをやり、乳を搾り、牧草の収穫をする。確かに、牛を飼うことは、酪農家の日常です。しかし、もう少し広い視野に立つと、酪農というオシゴトには、大きなロマンが詰まっていることが見えてきます。酪農は、国民の食料を生産し、地域を活性化し、雇用を生み出します。このセミナーでは、酪農と、そこで飼われている牛の素晴らしさを”アツく”紹介します。

アグリビジネスとは、農業に関わる経済活動全般のことを指します。代表例としては農産物販売が挙げられますが、肥料・農薬・燃料の購買もその一環で、農産物加工もアグリビジネスの一例です。このようにアグリビジネスは幅広いのが特徴ですが、実は農協はそのほとんどに関わっています。しかも、農協は他の会社と違って、利益を追求しておらず、農業者の財布に優しい組織です。農協がなぜそのような組織なのか、また具体的にどのようなことをしているのかを解説します。

北海道は他の46都府県とは異なる数多くの特徴を有しています。それゆえに、「北海道が大好きだ」という方、あるいは「北海道に住んでみたい」といった願望をお持ちの方は、結構いらっしゃるのではないかと思います。本セミナーでは、都府県にはない北海道農業の特徴を解説し、その魅力を皆さんにお伝えいたします。

一般的にウシ卵子は受精した後2細胞、4細胞、8細胞と細胞分裂を繰り返し、8-16細胞で一定時間発育を停止した後、分裂を再開して桑実胚、胚盤胞へと発生する。しかし、一部の卵子は受精後3-4細胞へ直接分裂し、その後、形態的に正常な胚盤胞へと発生する。このような分裂過程を辿った受精卵は正常なものと何が違うのだろうか。受精卵の発生過程を基に受精、細胞分裂および発生について学ぶ。

物質の燃焼を理解するには酸化還元反応の考え方以外に、状態変化、反応速度論等、多数の化学概念を動員する必要があります。そして、ある状況が揃うと人がコントロールできる定常燃焼ではなく、コントロールできない非定常燃焼(爆発)が起こります。燃焼と爆発の化学実験を交えたアクティブラーニングで学ぶとともに、防災意識を養います。

サイロの中ではどんどん増えてほしい乳酸菌や堆肥をどんどん発酵してくれる微生物たちには是非とも活躍してほしいと願いますが、彼らをちゃんと飼っていますか?乳房炎原因細菌や生乳を腐敗させる微生物には活躍してほしくはないですが、彼らをコントロールしていますか?私たちはどうやって微生物たちと戦い、つき合ってゆくか、いっしょに考えてみましょう。

イネの新品種育成には、通常、10年くらいかかります。この年数を短くする技術として、葯培養という方法があります。イネの葯を培養すると、葯の中に生じていた花粉(小胞子)が花粉としての機能を失い、受精卵と同等の機能をもつ細胞に変化するのです。この細胞をさらに培養すると、染色体数が半減したものや2倍体、中には3倍体や4倍体のイネが復元します。このような培養系をイネの品種改良の技術として利用されている現状まで紹介します。

無セキツイ動物を使った刺激に対する反応に関する実験から、動物の感覚から反応、行動について考えてみます。

いろいろな動物のからだのつくりとはたらきを比較しながら、進化についての理解を深めたり、命について深く考えたりしてみましょう。

「高価格なお米をたくさんとりたい」というのはみなさん誰しも願うことだと思います。しかし一方で、「高価格」ならびに「たくさん」のお米について、その定義をはっきりと説明できる人は少ないのではないでしょうか。特にお米が「高価格」となるには、そのお米の見た目がきれいであることと、食べておいしいことの二点が求められます。お米の見た目とおいしさの定義とは具体的にどのよう定められているのでしょうか?またその定義に基づいて、誰がどのように、お米の見た目とおいしさを評価しているのでしょうか?本講義では、これらの理解を踏まえた上で、「高価格」ならびに「たくさん」のお米を生産するために必要な栽培技術についても科学的に解説していきます。

食料自給率はどのように変化してきたのだろう? それはどうしてだろう?貿易自由化はどうして話題になるのだろう?貿易自由化と私たちの食料についての疑問を、簡単な経済学と統計の数値や事例を通して、一緒に考えてみましょう。

植物が吸収できる養分はほとんどが無機物ですが、土壌の養分はほとんど有機物として存在しています。つまりそのままでは吸えないのです。ではどうやって吸っているのか。そこには、土壌の多様な生き物が関わっています。最新の技術で明らかとなった、植物の栄養の知られざる秘密をお教えします。

最近ジェンダー、セクシュアリティ、LGBT、LGBTIQAP+といった言葉を聞くことが多くなってきました。国連人権理事会はLGBTの人権を重要な課題として位置づけていますし、国連サミットで決定したSDGsにはジェンダー平等の実現が掲げられています。でも、LGBT(LGBTIQAP+)の人権の確立やジェンダーやセクシュアリティの平等の実現はまだ遠い現実であるだけではなく、わたしたちはこれらの言葉の意味すらも正確には知らないのではないでしょうか。このセミナーでは、「性」(セックス・ジェンダー・セクシュアリティ)に関して正確に知ることを通して、「性」の多様性と平等性について一緒に考えてみたいと思います。

日本は世界でも稀に見る「宗教音痴」を抱えていると言われています。日本では宗教は怖いもの、怪しいものという思い込みがあるのですが、国際社会を見渡すと、全然違う宗教の顔が見えてきます。つまり、国際社会では宗教は生活の隅々にまで入り込んでいるだけではなく、生活そのものだとも言えるからです。もっとも、日本でも実際には意識することのないままに、宗教は生活の身近な場所に存在しています。このセミナーでは、ユダヤ教・キリスト教・イスラームという一神教を通して世界を見ることによって、グローバル化した国際社会を生きる視点を養い、そこからさらにこれらの宗教に起因するとされる宗教間対立の問題についても一緒に考えてみたいと思います。

日本農業は担い手不足や経営者の高齢化が深刻化していることから、国内ではスマート農業の取り組みが進められています。ここでは農業生産におけるロボットトラクタやGPSトラクタガイダンスシステム、乳生産におけるロボット搾乳や給餌などの自動化機械について特徴や利用方法、操作性について解説します。

北海道の道端に生えている草は、多くは牧草です。草って勝手に生えてくると思っていませんか?これが、つくろうとすると結構大変なんです。ここでは、北海道で牧草を作って酪農・畜産をすることの意義、牧草の種類と性質、それを草地として維持するための主な施肥管理技術を、北海道の気象や土壌条件と関連させて解説します。意外に深い牧草生産の科学にちょっとふれてみませんか?

草地が水田や畑作などと最も大きく異なる点は、たくさんの異なる種類の草が一緒に生えて、それらが混ざって収穫物になることです。田んぼや畑にイネやムギやマメを混ぜて生やすことはしませんね。草地では、お目当ての牧草がいつも一番元気でいられるように、刈り取りのタイミングや放牧のやり方に様々な工夫を凝らします。草種間の競争をどのように制御するか?草地管理の表ワザや裏ワザを科学的に解説します。

牛って1日に何kgウンチやオシッコをするか知ってますか?100頭の牛を牛舎で1年飼うと、2000tを超えるふん尿が排泄されます。これをエサ作りの肥料として循環させるのが本来の酪農のあり方です。しかし、今、家畜ふん尿の管理がうまくいかず、環境汚染の原因になってしまうことが多くなっています。サケの遡るきれいな川を維持しつつ、酪農生産を持続させるための土地利用や草地管理技術について説明します。

高校の数学でも、確率や統計学が重視されるようになってきていますよね。順列に組合せ、分散だとか正規分布だとか。でも、統計学って何の役に立つのでしょう? もちろん、統計学は現代社会の様々な場面で用いられています。そして、大学における多くの実験研究でも統計学が使われます。実際には「使われます」どころではありません。実験で結果を出しただけでは、学会で報告したり、論文として発表したりするには不十分で、統計学で裏付けなくてはならないケースがとても多いのです。この授業では、私が所属する循環農学類での研究を例に、大学の研究のどんな場面で、何を目的に、どういった統計学の方法が使われているのかを紹介することで、統計学への興味を広げてほしいと思っています。

私たちの社会の多くの部分は、「経済」を通じて成り立っています。この「経済」の仕組みは、実はとても複雑です。そのため、ある出来事の影響が、単純に考えた場合と全く逆になってしまうことも珍しくありません。農業も「経済」と密接に関わっていますから、経済システムとの関連を考えると、意外な側面が見えてくることがあります。このセミナーでは、豊作で農家が「貧乏」になるのはなぜか、日本で余った食糧を途上国に送るのは常に良いことなのか、など、経済学の眼を通して農業を眺めるとわかることについて、紹介したいと思います。

地球温暖化の原因とされる温室効果ガスといえば二酸化炭素(CO2)であるが、メタン(CH4)や亜酸化窒素(N2O)も重要であることはあまり知られていない。私たちは、土壌に作物を栽培しあるいは家畜を飼育することで生きている。このような農業・畜産からもそれらのガスが排出・吸収されたりしていることを紹介し、環境との調和や共生について考えたい。

北海道には農業を学ぶ高校が30校ほどあります。それぞれの学校の教育課程には、学校のPRをするとともに、各高校間で技術・品質の向上と地域の課題解決を目的に、各種行事・地域連携等が位置付けられ、食彩フェア・花フェスタ・小中高の連携事業など、特色ある取組が多く実施されています。こんな取組について歴史的な背景から、予算のことや実際の準備に関わる生徒・教職員の姿などについて紹介します。

「北海道を代表する野菜であるアスパラガス。でも地方別では九州のほうが多い!?」、「アスパラガスは西洋野菜、でも日本にも自生していた!?」、「ヨーロッパでは、トマトよりもアスパラガスの方が伝統野菜!?」など、意外に知らないアスパラガスの深い話を紹介しながら、園芸学の楽しさを知っていただきます。

トマトには、大玉トマト、中玉トマト、ミニトマトなど大きさ別に呼び方が変わります。でも、トマトは大きさだけでなく、品種により色や形なども様々です。また、作り方でも味や機能性が大きく変わります。トマトのたくさんの魅力を紹介しながら、園芸学の楽しさを知っていただきます。

人と同じように作物も病気になります。「なぜ、病気になってしまうのか?」、「どんな病気に罹るのか?」、「どうやって、病気を防ぐのか?」など、身近な作物の病気を紹介しながら、作物保護学の楽しさを知っていただきます。

スマート農業というとドローンや無人トラクターなどの農業分野での利用が知られています。でも、スマート農業は、それだけではありません。基礎的な知見に基づいてインターネットや人工知能などの様々な道具を活用すると本当にスマートな農業ができるようになります。園芸分野における実際の研究事例などを紹介しながら、わかりやすくスマート農業についてお話しします。

牛は草食家畜であり、毎日多くの牧草を食べています。酪農家は、牛のエサを確保するために、牧草地から牧草を刈取り、貯蔵しなければなりません。そのため、収穫した牧草を乾燥、または乳酸発酵させ、長期間保存できるようにします。さらに、この作業の良し悪しによって、牛にとって美味しい草となるかどうかが決まってしまいます。なので、酪農家は牛の世話をし、牛乳を生産するだけでなく、牛が食べる牧草の生産や貯蔵も行う必要があります。このセミナーでは、牛が食べる牧草の貯蔵方法やそのメカニズムについて説明します。

クローン羊ドリーの誕生は、世界中に衝撃を与えた。人類は、これまで不可能と思われていたクローン技術を使って1個の体細胞から生命を誕生させることに成功したのである。しかし、最初のクローン動物であるドリーは、普通の羊より早く死んだ。今日、新しい生殖技術はつぎつぎと開発され、人に役立つ物質をミルク中に生産する家畜さえも作り出されている。新しい生殖技術の開発は「夢の新技術」となるのか、人類に何を与えるのだろうか?

受精卵移植技術などの繁殖技術を駆使すると、泌乳能力や産肉能力の高い牛を効率的に生産することが理論的に可能である。実際にはどのようにすれば“良い牛”づくりの夢が実現できるのだろうか? 受精卵移植技術、体外受精技術、雄雌の産み分け技術などの技術を理解して、“良い牛”づくりのプログラムを設計する。

農業高校の野菜栽培ハウスにおいて、冬期間を含めた(化石エネルギー由来の補助暖房を用いず)葉菜類(ホウレンソウ、コマツナ)の周年栽培を実現する省力的な管理技術(堆肥と有機質肥料を併用した施肥、多量かん水による水管理、不耕起による耕耘管理)の実践事例を紹介します。

農業高校の畑作栽培圃場において、土壌管理法「省耕起」を導入し、堆肥と有機質肥料を併用した肥培管理や耕耘管理の一部を省くことによる省力化と省エネ化を実現する栽培管理技術の実践事例を紹介します。

牛は放牧地の草を食べ、牛乳を生産するとともに糞尿を草地に落とします。その肥料成分を牧草が吸収して再生長し、その草を再び牛が食べます。すなわち、放牧地では土-草-牛を巡る物質循環が成立しており、その中で生産される牛乳は通常の農作物同様、草地という畑からの生産物であるといえます。しかし、どれほどの方が「牛乳は土から作られる」という認識をお持ちでしょうか?また、多くの方がお持ちの酪農に対するイメージ=放牧:「広大な草地で牛たちがゆったりと草を食み…」は、我が国では、実は非常にマイナーな牛の飼い方であるという事実、ご存知でしたか? 本セミナーでは、環境保全型酪農を行うための究極のツールともいえる“放牧”について、本来の意義とそのメカニズムについて解説します。

家畜は古くから世界各地で様々な形で飼われてきており、乳・肉・卵など「食」の供給のみならず、「衣」および「住」においても、人間の生活と密接なかかわりをもってきました。また、それら物質的な面のみならず、世界各地域の文化の形成に深くかかわってきました。しかし、現在の我が国では、多くの国民が家畜と接する機会もなく、畜産物の生産・加工がどのように行われているのかの見聞きする場面が少ないというのが現状です。本講演を通じて、これまでの歴史を振り返るとともに、現代に生きる私たちの生活と家畜の密接な関係について再認識していただければ幸いです。

これからの酪農は、牛にも地球環境にもやさしい物質循環に配慮することが求められます。酪農経営は、家族経営、大型企業経営、集中精密管理方式、放牧酪農など多様な経営が存在し、牛乳生産を担っています。家畜人工授精師は、これらの経営にあった特徴ある能力をもった牛を遺伝子情報など科学的なデータと優れた技術を駆使して貢献する仕事です。プロフェッショナルな仕事である家畜人工授精師の仕事を紹介しながら未来の酪農を考えます。

酪農と畑作は、必ずしも単独で成り立っているわけではありません。酪農は余剰なふん尿を何とかしたいし、畑作は土づくりに有機質資材を欲しがっています。酪農と畑作の協力関係で成り立つ地域内循環(敷わらと堆肥の交換や、畑作物粕類の家畜餌への利用など)は、お互いの利益になるだけでなく、地域の環境問題を低減しています。

搾乳施設(牛乳処理室やパーラーなど)からは毎日、搾乳機器を洗浄・消毒する排水が出ています。比較的きれいな排水もあれば、廃棄乳やふん尿を含む汚濁度合の高い汚染水の場合もあります。きちんと浄化処理している場合もあれば、垂れ流しているケースもあります。ふん尿の問題だけでなく、搾乳関連排水のことも一緒に考えてみましょう。

子供の減少や高齢化により衰退する農村地域が見られる中、新規就農者が多い地域では、定住する家族が増えることにより、地域の学校やお店が維持できるなど、農業が地域の振興に貢献しています。新規就農者が多い地域では、就農を支援する専門の職員が生活面も含めて相談に当たったり、研修農場などの受入組織も立ち上がっています。統計上、新規就農者数に含まれていない、農業者との婚姻がきっかけで農業をはじめる方も、地域の重要な農業の担い手です。農業を支援する組織(コントラクターや哺育センターなど)の増加も、家族経営を支えるだけでなく、地域雇用の増加にも貢献しています。本講義では、地域に密着して新規就農をコーディネートする方や、婚活を支援する組織の動きなどを紹介し、農業が地域に果たす役割を一緒に考えてみたいと思います。

畜産は、農業王国北海道の基幹品目であり、農業生産の6割近くを占めます。畜産と一口に言っても、対象とする家畜は牛(酪農、肉牛)、豚、鶏(ブロイラー、鶏卵)等多岐に渡り、それぞれの経営形態や生産される畜産物の流通も異なっています。本講義では、国内の畜産経営の種類と畜種別の経営形態、畜産物の流通を説明し、一般的な企業経営と農業経営(特に畜産経営)との違いを解説します。

貿易の自由化が進み、今やスーパーでも海外産の肉やチーズといった農産品を目にしない日はありません。TPPやEPAの発効は、私たち消費者の食卓をどう変えたのでしょうか。また、生産者にどのような影響を与えているのでしょうか。本講義では、近年ニュースをにぎわせるTPP・EPAの国内への影響について、基本的な関心を持ってもらうことも目的としています。

最近よく聞く「SDGs」。この「SDGs」とは何でしょうか。SDGsについての理解を深めていただき、高校生が取り組めることは何か、また、具体的にどのように実践していくのかを考えていきます。SDGsの取組をとおし、これからの社会の在り方を高校生の皆さんに描いていただきます。

英語のことがちょっとわかると映画を観るのがもっと楽しくなります。映画のタイトルには英語の工夫がいっぱいです。映画のタイトルを原語で読みながら英語のおもしろさを少しだけ実感してみましょう!

農村では、ある人に関する情報が他の人に共有されるのが早いです(SNSを利用しなくてもです)。このようなことから一般に農村での人間関係、いわゆる”ムラ社会”という言葉は閉鎖的だと言われマイナスのイメージを抱かれがちです。一方で近年の経済学はムラ社会のこのような機能が農業や経済の発展に貢献した可能性を示しました。周りの目を気にしたり、空気を読むことが、どのような仕組みで農業や経済の発展に貢献するのか?ムラの複雑で濃厚な人間関係をどのように把握するか?これらについて勉強しましょう。

世界経済や私達の生活を支えるゴム製品の材料である天然ゴムは農産物です。しかもそのほとんどは熱帯アジアで生産されています。空からジャングルに見えるところもゴムの農園(プランテーション)だったりします。では誰が生産しているか?大規模な企業がゴムの木を整然と植え、生産している場合もありますが、実は小規模な農家の存在も無視できません。つまり皆さんが普段使っているゴム製品も材料をたどればアジアのジャングルで、小規模な農家によって収穫されたゴムにたどり着く可能性が高いのです。そこにはどんな課題があるのか?遠く離れた私達にどのように関わってくるのか?インドネシア、スマトラ島の農村でのフィールド調査から見えてくる途上国農村の貧困、さらには環境問題(森林伐採)について考えていきましょう。

私たちが普段何気なく食べている野菜。その野菜について皆さんはどれくらい知っているでしょうか。植物の体は「根」と「茎」と「葉」と「花(果実)」に分けられます。では、皆さんはタマネギ のどこの部分を食べているのでしょう?この他にもその作り方や地域による違いを紹介します。

観賞する目的で生産される木や草は観賞用植物(=花き)と呼ばれます。花き産業では消費者のニーズを満たすために、常に新しい品種が求められています。今までに見たこともない色や形、性質をもった植物はどのように作り出されるのでしょうか?遺伝子組換え技術やゲノム編集などに興味をもつ人もいることでしょう。この授業では先端技術をわかりやすく説明します。一方で従来の交雑育種法は植物育種の基本です。授業の後半では私たちが取り組む野生のミチノクヒメユリを活用した品種改良(異種間での交雑と植物組織培養を利用した雑種胚の獲得)を紹介するとともに、遺伝資源の重要性や新しい価値の創造について考えます。

アニマルウェルフェアに基づき乳牛を飼育管理することが、乳牛の健康や牛乳のおいしさにも影響します。アニマルウェルフェア評価は、生産される畜産物の保証であるとともに、生産者にとっては飼養管理改善のきっかけとなります。実際の評価法も紹介しながら、最新の酪農技術(スマート酪農)についても学びます。

牛の気持ちを理解すれば、牛への接し方を洗練化できます。牛の気持ちを理解して、牛のアクティブな活動を引き出します。牛の気持ちを理解するには、牛の行動を丁寧に、根気よく観察して、適切に解析することがとても大切です。動物種としての「牛」、牛の個性・情緒研究の実例をお話しして、動物行動解析の手法を学びます。

乳牛が1日の大半を過ごす牛舎には、エサを食べる場所、搾乳される場所、休息する場所、移動のための通路があります。これらの施設は乳牛の行動を妨げず、人の作業効率を高め、安全に作業ができる構造となるように配慮して設計します。ここでは、動物の立場に立った施設設計を実際に体験しながら学びます。

動物と心が通じ合うと思う人はたくさんいます。ペットと一緒にいると気持ちがリラックスしたり、落ち込んでいた気持ちが元にもどったりします。ウマに乗ることで、身体障害が改善したり、うつ状態が良くなります。虐待などで精神が不安定な子どもに家畜の世話をしてもらうと、気持ちを落ち着かせることができます。人と動物が接することで人、動物両者にさまざまな心理的な作用が生じます。それを研究するのが人と動物の関係学です。アニマルセラピー効果、ペットに死なれて落ち込むペットロスの問題、ペットショップの問題点、動物園の魅力的な展示、小学校の動物飼育による情操教育、ペットの側のストレスの問題について紹介します。

動物にも心があります。動物同士が助け合ったり、けんかしたり、ときにはだまし合うこともあります。一部の動物には他の動物に気持ちを伝え合う能力や、同情する心もあります。このような動物の心を分析するために、動物心理学はさまざまな実験を工夫してきました。本研究室でも、イヌのコミュニケーション能力の測定や、ハムスターの飼育環境と迷路学習能力の関係、ウシの性格測定などの研究を行っています。動物の豊かな心を示す科学的な研究を紹介します。

新聞などの報道によると、農家の数や農業を営む農業従事者は年を経るごとに大きく減少を続けており、新しく農業を志す者の数はごく限られています。これらの傾向を見る限り、農業経営は非常に大変なものと感じます。しかしながら、農業を行っていない人からは、「補助金をもらって楽をしていそう」、「大きな車に乗っていそう」など、農家をうらやむ声が少なからずあがっていることも事実です。では、実際のところ、農家の経営や生活は一般のサラリーマンなどに比べどのようなものなのでしょうか?このセミナーでは、一般的な農業経営の収入と支出の状況をグラフなどで確認しながら、農業経営は実際のところ儲かっているのかいないのか、また農業経営のやりがいや大変なところはどこかを解説していきます。

わが国の農業経営の展開方向として、生産物を使って加工品を製造したり自ら店舗を設けて販売したりする6次産業化(6次化)が注目されています。しかし、6次産業化は加工販売の他にも観光やレストランなど多様な選択肢が存在していて全体的状況の把握や、その実現方法のイメージが持ちづらい分野でもあります。 そこで、本講義では1.6次産業化の基本的な概念の確認する、2.農業の6次産業化を統計的に傾向を把握する、3.全国の先進的な事例をいくつか取り上げて紹介、をしながら 4.農業の6次産業化に係わる研究の動向を把握、して5.先進事例や研究成果からみた6次産業化取り組みのポイントについて整理、解説していきます。

酪農の経営改善を仲間で進めてきた実例を参考に、多くの農家にとって経営の分析が重要なこと、単なる規模拡大だけではない多様な改善の可能性があることを示します。また研究室で開発して、農協で使われているコンピュータプログラムを紹介して、地域の酪農経営を実際に分析します。地域農業を分析して、改善を進めていくために、何が必要かを皆と考えましょう。

世界半数の人は小麦を主食としており、栽培面積も世界最大です。日本人の小麦粉の消費量は米の約半分で、1日1食は小麦を主食としている。この小麦がどのように普及し、日本の食文化に溶け込み、現在の栽培や食文化に至っているか。また、日本における小麦作の問題点を紹介する。小麦ほどではないが、世界の各地方で役割を担っている大麦、エンバク、ライムギについても同様に紹介する。

トウモロコシは私たちが直接食べるスィートコーン、お菓子として食べるポップコーンから家畜が食べる飼料用トウモロコシまで、多くの種類があります。それぞれ特性と栽培方法が異なります。また、トウモロコシは共通して、他の作物にはない能力も持っています。そんなトウモロコシの魅力を紹介します。

マメ類はダイズ、アズキを中心に日本の食生活を支える大切な作物です。他の作物にはない特別な能力を持つ一方で、多くの弱点も持っています。どんな栽培をするとマメ類が高品質のものがたくさんとれるかを紹介します。また、インゲンマメ、ラッカセイ、エンドウ、ソラマメ、ベニバナインゲンなど・・・マメ類には多くの種類があります。これら多様なマメ類の個性と魅力を紹介します。

現在、日本の農業経営者の平均年齢は65才を超えて高齢化が急速に進み、また、人口減少社会で労働力不足はますます深刻化しています。一方、障がいのある方や生活困窮者は能力があっても十分に就職できていない状況であります。この両者を結びつけてWin-Winの関係をつくろうとしているのが農福連携です。今、全国的に農福連携の実践件数が増加しています。農福連携を導入して実践を進めていくと、地域が活性化し農業を通して共生社会と進めることができます。農福連携のすばらしさと実践する上での課題を紹介します。

遺伝の仕組みを学習しながら、DNAを抽出し、実際に観察してみましょう。

生物多様性における遺伝的多様性の位置づけとその重要性をゼンテイカ、オオサクラソウやエゾコザクラを例にあげ、わかりやすく解説するなかで、遺伝的多様性に配慮した個体群保全や環境復元の在り方について考える。また、緑化に用いられるミゾソバやハマエンドウを例にあげ、緑化における遺伝的多様性に関する理解を深める。

新たな食品の開発には思いつきやアイデアが大変重要ですが、それだけでは売れる商品になることができません。その商品が消費者に受け入れられるためには、商品が魅力的であることはもちろんのこと、消費者ニーズなどの社会的背景や、人の心に響く開発ストーリーなども必要になってきます。本セミナーではあまり利用されていなかったサケを主原料としてできた鮭節がどのようにして風味豊かな製品に生まれ変わったかについて分かりやすく解説します。

最近のコンビニ弁当や総菜は美味しいと思いませんか?実は「水の炎」といれる過熱水蒸気で食材を調理加工しているから色や食感が良く、しかも栄養成分も保持されているから美味しいんです。この「過熱水蒸気」とはいったいどのようなものなのでしょうか。過熱水蒸気は簡単に言うと、水を乾かすことのできる100℃以上の高温水蒸気のことです。「水で水を乾かす?」混乱される方もいらっしゃるかもしれません。でも、この特徴が色調保持や殺菌効果など食品加工において様々なメリットをもたらすことがわかってきました。ここでは過熱水蒸気の特性と食品加工に用いた場合の様々効果についてご紹介します。

家畜の骨格筋は食肉として私たちの食卓を豊かにしてくれる大切なタンパク質源です。その食肉(骨格筋)ができるまでの過程を最新の知見を含めて筋細胞生物学ならびに食肉生化学的視点で説明します。骨格筋研究の醍醐味を知ってください。

新しい産肉生産システムとして、細胞培養によってお肉を生産するための基礎研究が海外で行われています。ヨーロッパでは、この培養肉について世論調査なども行われており、大きな話題となっていました。この培養肉の将来やその着想に至った背景などを説明します。世界の食糧事情を考えてみましょう。

「論理的に考えなさい」とはよく使う言い方ですが、実は論理には様々な種類があります。そして、それぞれの論理ごとに考えることができる範囲や細やかさが異なります。このセミナーでは、論理の違いによって分かることが異なるとはどういうことかを考えてみましょう。

野菜を食べて甘いと感じることがあります。甘みの主成分として砂糖が有名ですが野菜には砂糖以外にも甘さを示す糖があり、また甘くない糖(オリゴ糖、食物繊維)も含まれています。本セミナーでは甘い糖と甘くない糖の違いやこれらが野菜にとって、また、私たちにとってどのように役立つ成分なのかを北海道の主要農産物であるタマネギやアスパラガスなどを例に紹介します。

21世紀は、効率化優先の使い捨て社会から循環社会への転換が喫緊の課題となっている。食品流通の輸送包装容器も1回のみの使用(ワンウエイ)から何度も繰り返し利用できるリユース容器への転換が進みつつある。本セミナーでは、その流通の仕組みと優位性について、みんなで体験しながら紹介する。

私たちが毎日口にする食品には、タンパク質、糖質、脂質をはじめとする栄養素やおいしく「感じる」ための味、香り、色などを構成する成分、さらには加工・調理で発生する成分などさまざまな物質が含まれています。また、私たちの健康と関連して食物アレルギーを起こす成分や毒性のある化学物質などが問題にされています。そこで、何がどれだけ含まれているのかを知ることはとても大切になってきます。さあ、どんな「味」が出てくるか食品の中身を覗いて見ましょう。

食べ物の「美味しさ」は味覚成分(塩や砂糖など)や臭気成分(芳香族エステルなど)という化学的成分だけでは決まりません。視覚的情報(美味しそうな盛り付け)、聴覚的情報(パリパリという骨伝導で伝わる音)や触覚的情報も重要な要素です。触覚的情報とは「歯ごたえ」「舌触り」などの「食感」と呼ばれるものです。この食感は食品の物理学的特性と強い関連があります。本セミナーでは食品の物理学的(力学的)特性に関する研究例を分かりやすく解説します。

食品を分子レベルで眺めると非常に複雑な構造を持っており、その複雑さが「物理的な美味しさ」に強く関連しています。この複雑な構造を観察するツールとしてX線が利用できます。X線を利用するとナノレベルの構造に関する情報を得ることができます。このセミナーではピザのチーズがよく伸びる理由をX線によるナノ構造解析と力学特性を結び付けてわかりやすく解説します。

皆さんがよく食べるチョコレートは、油が冷えた塊「結晶」である、ということはご存知でしょうか?バレンタインデーのチョコレートを作るときに板チョコレートを溶かし、型に流し込んで冷やして作りますが、最初の板チョコレートの味と何だか違う気がしませんか?これは冷え方によって結晶の種類が違って成長し、口に入れたときに食感が大きく変わるからです。本セミナーではこのチョコレートの結晶の秘密を科学的にわかりやすく説明します。

内閣府の調査では、10代から30代の女性の19.1%、男性の10.6%が「交際相手から1度でもひどい暴力を受けたことがある」と答えています。暴力を受けると、みなさんの脳や心に大きなダメージが生じることも含めて、デートDVや暴力に巻き込まれないようにするための知識をセミナーのなかでお伝えしていきます。

乳と乳製品は人類最古の食べ物の一つと言われています。中でもチーズとヨーグルトは、世界的に食されている代表的な乳製品であるとともに、代表的な発酵食品でもあります。この発酵の主役となるのが乳酸菌です。乳酸菌による発酵過程はチーズやヨーグルトに、原料乳にはない新たな特徴を与えてくれます。このセミナーでは、乳酸菌による乳成分の変化だけでなく、食べる側である人間への影響も含めた発酵乳製品の魅力について紹介します。

チーズは数千年の歴史を持つ乳製品ですが、その歴史に比べると製造原理や関与する乳酸菌について分かってきたのはつい最近のことなのです。今回の講義では、チーズの製造原理を分かりやすく説明しながら、食品を科学の目で見ることの大事さと面白さをお伝えします。味や見た目の異なるチーズがどのように作られるのでしょうか。チーズ作りの奥深さを知るとチーズがもっと美味しくなることは間違いなしです。

自然界で液体として得られる食材と言えば水と乳がまず思いつくでしょう。乳は飲み物としてだけでなく、同時に食べ物にも変化して我々の食卓を豊かにしてくれます。世界で生産される乳は飲み物になるよりも食べ物になる方が多いことからも明らかなように、そこには腐りやすい乳をできる限り長持ちさせて利用したいという人間の知恵と努力が詰まっています。この講義ではさまざまな乳製品がどのような技術で作られているのかを分かりやすく紹介します。

朝の食卓には、牛乳があることが多いですよね。現代人に極めてなじみの深い牛乳。現在のように習慣的に飲むようになったきっかけや、そもそも牛乳とは何なのか、牛乳がどうやって作られているのかについてお伝えします。さらには、牛乳を飲むことでどのように体にいいのか、ただの白い液体が持つ、見た目をはるかに超える潜在能力について、最新の研究内容を交えて解説します。このセミナーを通して、より牛乳のありがたみを理解して頂ければ幸いです。

日本では年間2,531万トンの食品由来の廃棄物などが排出され、この中には本来食べられるにもかかわらず捨てられているもの、いわゆる食品ロスが約600万トンあるといわれています。日本の食糧自給率は諸外国に比べて低く、安定的な食生活を送るためには食糧自給率の向上だけでなく、食品・食材を無駄なく使用する必要があります。本セミナーでは食品メーカーから製造工程で発生する規格外品などを発酵調味料に変換し、再利用する取り組みについての事例研究を紹介します。また、食品ロスの削減に向け私達が身近にできる取り組みについて皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

一般に食品は生産・加工・流通・調理等の段階を経て私たちの体の中に栄養素として取り込まれています。私たちが食するまでの各段階で食品の栄養成分は大きく変動しています。最初の栄養成分の変動は生産段階であり、国内で生産されている農作物、畜産物および水産物は遺伝学的、生理学的および環境的要因などによって栄養成分が異なっています。本セミナーではこれらの変動要因によって栄養成分がどのように変化し、美味しさと関係するかについての事例(寒じめほうれん草や雪下にんじんなど)をあげて解説します。

肉製品といっても色々な種類があります。その中で一般的に知られているハム・ソーセージ・ベーコンの作り方も日本農林規格(JAS)という規格で定義されています。また、部位や材料によって名称が異なります。このセミナーではハム・ソーセージ・ベーコンの製造方法を紹介するとともに肉製品のなぜ?をわかりやすく解説いたします。

酵母(菌)が作り出す“あわあわ”についてお話します。酵母(菌)がほどよい具合に発酵した “できたてのふっくらパン”は、古代エジプトから世界中の人々に広まって、しかもどこの国に行っても“おいし〜い”と愛されています。それはどうしてか。それが(科学的に)わかるようなセミナーにしたいと思います。

食品には3つの役割があります。生きるために食べる(一次機能)、美味しく食べる(二次機能)、それと健康を維持するために食べる(三次機能)です。これは、3種類の機能性とも言われます。これらの大前提として、食品としての最も基本的な条件である安全性が保証されなければならないのですが、衛生意識が高まった現在でも、時に命を脅かす食中毒が頻発しています。本セミナーでは、実際の食中毒事例や安全性確保の試みに加え、今後、期待される機能性についても紹介します。

北海道を代表する小果実のハスカップ、アロニアやシーベリーは、北のスーパーフードとして、最近注目されています。このうち、ナナカマドの仲間のアロニアは群を抜いて高いポリフェノールを含むものの、渋み、しゅうれん味が強いことに加え、厚い果皮が口内に残る食感の面からも生食には難点があります。 またグミ科のシーベリーは、果実としては珍しく不飽和脂肪酸が豊富なことに加え、刺激的な酸味を与えるリンゴ酸を高濃度に含むため、やはり生食には適さない果実です。これらアロニアとシーベリーを麹菌、酵母、乳酸菌や酢酸菌による微生物発酵と組み合わせることで生まれた、美味しい新規食材の開発実例についてご紹介します。

食べることは、ヒトが生存していくうえで、欠かせません。何を、どのように食べるのか、この地球上の食の在り様は多様です。食べることを介して様々な国、地域に暮らすヒトの素顔が見えてきます。有史以来、内陸アジアの地で、家畜とともに暮らす生活をしてきたモンゴル遊牧民の食は、乳・肉の占める割合が高い。そして野菜や果物の摂取が殆ど無いのでした。近代栄養学から見ると特異な食文化ですが、健康を維持してきました。その秘密は「食べ方」と乳製品の摂取にあります。遊牧の食の合理的なメカニズムを科学の視点から紹介します。

世界には生活地域よっては、環境に合わせて家畜を飼うことを主体とした生業のスタイルがあります。そこでは家畜の恵みを有効活用してきました。先人の食の知恵について一緒に驚きませんか。

毎日お風呂に入って綺麗にしているつもりでも、私たちの身体は目には見えないミクロの世界の住人である微生物まみれなのです。そんな微生物の中で、乳酸菌、酵母などは発酵食品の製造に関与し私たちの食生活を豊かにし、健康の維持に役に立ってきました。まさにミクロの巨人なのです。世界各地で伝えられてきた多彩な発酵食品とそのおいしい利用(料理)を紹介します。

当然ですが私たちの身体は、私たちが食べたものによってできています。何をいつ、どのように食べると良いのかも分かってきました。美肌も食事から、我々の身体で1㎏もの重さを持つと言われる腸内細菌の働きも見逃せません。そんな腸内細菌の暮らしている腸は、今日「第二の脳」と言われて近年注目されています。日々の生活に欠かせない食べることを介して、健康長寿を目指しましょう。

私たちのからだは、日々酸化を受け、雨風にさらされた釘のようにサビていきますが、生まれながらに備わっている抗酸化パワーによってサビるのを防いでいます。しかしながら、強い酸化を受けたり、歳をとるにつれてこのパワーも足りなくなります。そこで活躍するのが食の抗酸化パワーです。食に秘められた抗酸化パワーの魅力について紹介します。

新型コロナウイルス感染症の流行で、不安な日々を過ごしている人も多いと思います。3密を避け、マスクの着用や手洗いなどによりしっかりと感染対策を行っていたとしても感染するリスクはあります。感染しても負けないために、免疫力を高めることが重要です。免疫力アップの鍵のひとつは、食事です。どのような食事をすれば良いのか、免疫力を上げる食素材にはどのようなものがあるのか、効率良く免疫力を上げるためにはどのような調理方法があるかなど、免疫力を高める食事のポイントについて紹介します。

最近はネット上で簡単に健康に関する情報を入手できるようになりました。しかし、それらの中には「デマ」も含まれており、自分で自分の健康を守っていくためには健康に関する情報を扱う能力“ヘルスリテラシー”を高めていくことが大切です。本セミナーでは、実際にヘルスリテラシーの測定を行い、確かな情報を見極める方法をお伝えします。

バランスよく食べましょう! とよく言われますが、この言葉を聞いた時に何が思い浮かぶでしょうか。野菜や魚を食べる、3食しっかり食べる…などを思い浮かべる人が多いかもしれません。では、バランスの良い食事とは、何を根拠に決められるのでしょうか。この講義では、人々の健康に関係する食事のバランスについて科学的な観点からわかりやすく紹介します。

運動部に所属している皆さんの中には、筋力トレーニング (筋トレ) に取り組んでいる人も多いと思います。しかしながら、今のやり方で正しいのか不安に思いながら実施している人も多いのではないでしょうか。この講座では、筋トレに取り組むときの考え方からより良い実践方法まで、講義や実践などご要望に合わせた形式で開催致します。ライバル校に差をつけたい皆さん,ぜひご受講ください。【運動系部活動に所属する中高生向け】

食や栄養のスペシャリストとして病院や福祉施設、学校などで働く管理栄養士は、健康の維持や疾病の予防・治療に関わり、栄養教育や食の管理をしています。栄養教育では、自身の経験だけに頼らず、行動科学に沿った栄養教育をすることで、行動を予測し、食行動が変わることを支援します。管理栄養士の仕事を通して、大学の授業を体験してみませんか。

オリンピックにおける日本代表選手の活躍は、数多くのスポーツ科学研究の結果に裏付けられたものです。また、肥満を代表とする生活習慣病の予防・改善など、健康の保持増進のために適した食事あるいは運動の方法などについて探究する学問が健康科学というものです。本セミナーでは、スポーツ・健康科学に興味を抱いてもらうべく、できるだけ新しいスポーツ・健康科学に関する研究結果をお示しします。もしかしたら、みなさんが普段行っていることやお持ちの教科書に書かれていることとは異なる話もあるかもしれません。

シカなどによる農林業被害が問題となっています。このため個体数管理が必要ですが狩猟者は減少してしまいました。野生動物は食肉など資源価値を持っています。その生態を調べ、管理手法や資源利用の体制、担い手育成を考える狩猟学の構築が求められています。

過剰に増えすぎたエゾシカは年間数十億円の農林業被害や数千件の交通事故を引き起こしています。また、自然植生への悪影響も問題となっています。北海道では個体数調整に取り組んでいますが、目標水準まで減少させることはできていません。エゾシカと人間のよりよい関係づくりのため、今、何が必要か考えます。

人工衛星やドローンに取り付けたセンサ(カメラ)から地球全体、あるいは地域全体を見ることによっていろいろなことが分かります。地球温暖化の状況や予測など地球規模の話から水鳥のカウントまでさまざまな事例を紹介します。

GIS(地理情報システム)、リモートセンシング(遠隔探査)、GPSといったコンピュータによる情報解析技術を活用して、北海道の自然と野生動物の過去と現在の姿を明らかにします。人工衛星で撮影された画像から、故郷の森林や河川の様子を探ります。また、100年前の地図に記された地図記号をコンピュータで解析することにより、エゾシカやヒグマなどの野生動物が北海道でどのように生活していたのかを明らかにします。最後に、今後、私達が、野生動物とどのように付き合っていったらよいのかを一緒に考えます。

今、熱帯のジャングルに住むオランウータンは、絶滅の危機にさらされています。これは、熱帯林の伐採やプランテーションの拡大が直接的な原因ですが、私達が日常的に使っているある食品が大きな影響を与えています。私達の日常生活が、地球の生物多様性の保全と深く関わっていることを知り、今後、私達は、地球の野生動物を保護していくために、何をすべきなのかを一緒に考えます。

GISとはどんなものかを概説し、実際に北海道の自然環境をGISを用いて説明するとともに、GISを用いて行った研究事例を紹介する。

北海道には数千頭のヒグマが生息していますが、毎年600頭ほどが有害獣として駆除されています。人が暮らすエリアや農地に出没し、農作物を食害すること、時に人身事故が発生することが原因です。なぜ、ヒグマは出没するのでしょうか。ヒグマの生態や人の暮らしの変化という視点から、出没の原因を考えてみましょう。

札幌市は人口全国第4位の政令指定都市です。また豊かな自然に囲まれた住み心地のよい街でもあります。しかし豊かな自然はヒグマをはじめとする野生動物にとっても住みやすい環境です。市街地のすぐ近くに野生動物が暮らす街、それが札幌ということになります。ニュースや新聞でご存じの通り、ヒグマが札幌の市街地に侵入する事例が増えています。身近な自然の生物多様性を保全しながら、ヒグマのような野生動物が問題を起こさず共存するためには、どうしたらよいかを考えてみましょう。

北方領土・国後島には、世界でここだけの上半身が白いヒグマが暮らしています。いつから、なぜここにだけ、白いヒグマがいるのでしょう。白いことは生存に不利ではないのか、それとも有利なことがあるのか、まだまだわからないことばかりの白いヒグマについて、これまでわかってきたこと、今後調べていきたいことを紹介します。一緒に動物の毛色の意味について考えてみましょう。また、北方四島の原生的自然の保全に関しても考えてみましょう。

自然の中で動物たちは共に生活している。人と人との関係も複雑なように、動物同士の関係も複雑である。例えば、キツネ、タヌキなどの中型の哺乳類は餌となる食料も行動スタイルも似ている。さらに外国からアライグマが定着してからは関係がより複雑になってくる。そのような中型哺乳類の種間関係について紹介します。

経済活動がないと地域は成り立っていかない。しかし、生物多様性保全の視点で見ると経済活動は脅威である。ボルネオ島ではオイルパームの拡大が生物多様性保全に負荷を与えているが、一方で、地域では唯一の現金収入であることも見られる。果たして、本当のワルモノとは何なのか。生物多様性の保全のためにはどのような考え方が必要なのか。

野生動物の政策は客観的な「事実」データに基づいて計画立案されるべきである。しかし、現実はそうなっていないこともある。「事実」データは関係者の結束を強くし、最終的に野生動物管理を成功に結びつけることができる。シカに装着したGPS首輪データの共有プロジェクトや、客観的なデータに基づいたシカの捕獲、鳥獣害対策に向けた地域の結束の事例などを紹介する。

水道の蛇口をひねれば無限のように流れ出る水も、実際には限りある資源の一つです。あらゆる生命の維持に必要とされる水は、質的にも量的にも確保されることが重要です。特に私たち人間は、様々な生産活動のために水資源を利用しています。地球上の水循環から地域の水供給利用に関する実態を通じて、人間が生活するうえでの水資源について考えてみましょう。

ヒトのみならず、地球上の全ての生命は現在様々な化学物質にさらされています。化学物質による環境汚染は現在も確実に起きている環境問題の一つですが、ヒトの生産活動に深く関わっています。このセミナーでは、様々な化学物質による環境汚染の現状を解説し、この問題解決の糸口を探ってゆきます。

いつも何気なく見ている天気予報はどのような過程を経てできているのであろうか。また、天気予報に出てくる言葉はどのような意味があるのか。当たらない?週間予報に意味はあるのか。そんな、皆さんが疑問に思うところを解説して、皆さんの今までの天気予報の見方や活用を変えたいと思います。

気候変化の影響で毎年のように各地で甚大な気象災害が生じています。もはや「天災は忘れた頃にやってくる」(寺田寅彦)という言葉は最近死語になりつつあります。しかしながら、地震とは異なり、気象災害は知識があれば、人命を守ることが出来ます。この知識、つまり、情報の取得や活用について本セミナーでは解説したいと思います。また、日ごろからの防災に関する知識も併せて紹介します。

気候変化により甚大な気象災害が増加してきました。また、地震や津波もいつ起こるか分かりません。それらの災害に備えたマイタイムライン作成やDIG(Disaster:災害、Imagination:想像力、Game:ゲーム)を通して、「自分の身は自分が守る」姿勢を身につけましょう。皆さんの住むまちを理解し、防災意識を掘り起こします。

天気が悪くなると頭痛がするなど聞いたことはありませんか。天気の変化に密接に関係して発病や病状が悪化することを気象病とよびます。また、季節変化や特定の季節に生じる病気は季節病とよばれます。これらの中には知識があれば、軽減・回避できることが多く存在します。最新の研究、最近増加傾向にある熱中症や紫外線の肌トラブルなどの事例を用いて解説します。

皆さんは海洋大循環についてご存じでしょうか?大気のような速い流れではなく、海洋には1000~2000年かけて地球を廻る壮大な流れが存在し、その流れが地球の気候の安定化に繋がっています。その仕組みについて実験を交えながら解説いたします。

動物は絶えず動いています。イヌやネコなどのペットを飼っている場合は、しっぽの動きや顔の表情などで嬉しいのか寂しいのかが分かる飼い主も多いでしょう。もちろん昆虫から哺乳類まで、すべての野生動物の動きにも色々な意味があります。私は、動物の動きにどうような意味があるのかを研究しています(動物行動学といいます)。動物の行動の意味を明らかにすることは、単純に楽しいだけでなく、希少種の保全や外来種の駆除、つまり生物多様性保全にも役立ちます。みなさんも動物の動きについて研究してみませんか?

北海道では希少な自然環境が豊富に存在し、また生産力の高い農業が実施されています。これらの背景には、北海道ならではの地質や土壌といった「地」の大きな個性があります。本講義では、北海道の「地」が自然や農業を際立たせる役割について解説し、北海道の魅力が生まれる理由について紹介します。

自然界には実に様々なつながりがあります。食物連鎖のような食べる食べられるというつながりや、「岩石と動物」や「大気と植物」のように一見すると関係していないように見えるつながりもあります。そして、さらにこれらは人類ともつながり、地球上で大きな循環の輪の中にあります。このような自然のつながりやその仕組み、そしてその観点の重要性について分かりやすく解説します。

樹木は私たちの身近にある生物でありながら、まだよくわかっていないことがたくさんある生物でもあります。セミナーでは長生きで大きな樹木の生態を調べる方法とそれによって分かってきたことを紹介します。また、近年では気候変動やシカの増加など樹木の生育環境は大きく変化してきています。こうした環境の変化が樹木の成長や生死さらには森林全体におよぼす影響について分かってきたことを紹介します。

生物多様性と地球温暖化はどのように関係しているのでしょうか。身近なフィールド観測から国際観測まで、研究者が行っている観測を通して、地球を探ってみましょう。

北海道は世界と直接つながっている!? 北海度と世界とを繋いでくれる「どこでもドア」を、見つけて、ノックして、ちょっと開けてみて、向こう側を覗いてみませんか。実は北海道には、私たちの周りには、「どこでもドア」がたくさんあるのです。

2015年、「われわれの世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が国連サミットで合意され、北海道でも「持続可能な開発目標:SDGs」という言葉を聞く機会が増えてきました。我々はこの目標達成のために何をすべきなのでしょうか。新型コロナウイルスの世界的大流行はその追い風となったのでしょうか?それとも逆風だったのでしょうか?そもそも「持続可能な開発」というのは本当に「可能な」コンセプトなのでしょうか。

「みんなちがって、みんないい」という金子みすゞさんの言葉(「私と小鳥と鈴と」より)を聞いたことがある人は多いと思います。これって本当ですか?ちがっていることはどうしていいのでしょうか?あなたは他人とちがっていたいですか?生物多様性、文化多様性、言語多様性、脳の多様性・・・そもそも多様性って何なのでしょうか。多様であることには何か意味があるのでしょうか。

皆さん、英語は好きですか?なぜ日本では他の言語でなくて英語を勉強することが多いのでしょうか。どうして高校で英語を勉強するのでしょうか。なぜ小学校から英語を学ぶ必要があるのでしょうか。そもそも英語を勉強する意味、目的は何なのでしょう。

北海道内には6つ国立公園があり、もうすぐ7つ目が誕生するかもしれません。一つの都道府県(sub-national governments)内にこんなにたくさんの国立公園を有するところは世界の中でもそんなにはありません。「国立公園」といっても実はその中身は国や地域によって様々。例えば、北海道と姉妹提携を結んでいるカナダのアルバータ州には5つの国立公園(National Parks)があります。北海道とアルバータ州の「国立公園・National Parks」とを比較することで何がわかるのでしょうか。

本科目担当者、野生動物医学会理事、英国野生動物医学専門職修士(日本の獣医大では唯一)、野生動物医学センター施設担当などの立場からこの新興学問分野を概説し、就職を含め将来展望をする。その際、2021年6月刊『野生動物医学への挑戦-寄生虫・感染症・ワンヘルス』(東京大学出版会)および同年12月刊『野生動物の法獣医学-もの言わぬ死体の叫び』(地人書館)の概要紹介も兼ねる。

獣医と野生動物とでは傷病野生動物の救護が連想されるが、その活動の問題点とは?望ましい活動にするためには?その関連職域とは?野生動物医学センター施設担当として経験をした事例を扱い、2021年6月刊『野生動物医学への挑戦-寄生虫・感染症・ワンヘルス』(東京大学出版会)および同年12月刊『野生動物の法獣医学-もの言わぬ死体の叫び』(地人書館)の、特に、就職や専門医などの内容を中心に紹介する。

COVID-19の影響で獣医師会や獣医学会で盛んに喧伝されるワンヘルス。この概念の中心は野生動物由来あるいは介在する感染症対策が肝要。これについて概説する。野生動物医学センター施設担当として経験をした事例を扱い、2021年6月刊『野生動物医学への挑戦-寄生虫・感染症・ワンヘルス』(東京大学出版会)および同年12月刊『野生動物の法獣医学-もの言わぬ死体の叫び』(地人書館)の、特に、野生鳥類の感染症内容を中心に紹介する。

エキゾチックペット由来の動物などが日本で外来種化し、それにつれ、国外の感染症が密かに蔓延している? 野生動物医学センター施設担当として経験をした内容を概説する。2021年6月刊『野生動物医学への挑戦-寄生虫・感染症・ワンヘルス』(東京大学出版会)および同年12月刊『野生動物の法獣医学-もの言わぬ死体の叫び』(地人書館)の、特に、野生鳥類の寄生虫とその疾病の内容を中心に紹介する。

私の専門は寄生虫病の生物地理学。そのために、野生動物を研究材料にしてきました。しかし、研究開始当初とは異なり、多くの動物が絶滅危惧に。大昔からいた寄生虫も絶滅してしまうのか?そうなるとどのような問題が起きるのだろうか。野生動物医学センター施設担当として経験をした事例を扱い、2021年6月刊『野生動物医学への挑戦-寄生虫・感染症・ワンヘルス』(東京大学出版会)および同年12月刊『野生動物の法獣医学-もの言わぬ死体の叫び』(地人書館)の内容を中心に紹介する。

野生動物医学センター施設では傷病野生鳥獣も受け入れていたが、そのうち、死体も運び込まれ、死因を調べてくれという依頼が急増。獣医学には、法医学のような分野が無い中で、苦悩。そして、法獣医学の必要性が生じた。その経験事例を扱い、2021年6月刊『野生動物医学への挑戦-寄生虫・感染症・ワンヘルス』(東京大学出版会)および同年12月刊『野生動物の法獣医学-もの言わぬ死体の叫び』(地人書館)などの内容を中心に紹介する。加えて、小学館週刊少年サンデーで連載中『ラストカルト』(浅山わかび作)作成の舞台裏もコッソリ・・・。

みなさんは、「遺伝子」という言葉を良く耳にすると思います。似たような言葉でDNA、ゲノムという言葉もあります。この言葉達は何を示す言葉でしょう?それぞれの言葉の意味の違いはどういうことでしょう?また、これらは私たちの体のどの部分で、どのような役目をもっているのでしょう?身近なことを遺伝子(設計図)から考えてみるそんなお話をしてみたいと思います。今回は、「遺伝子」について一緒に勉強してみましょう!

みなさんは、バクテリオファージについて知っていますよね?教科書の写真で見た、あの月面着陸しそうな宇宙船のようなものです。私達の身の回りは、細菌という小さな生物で溢れています。細菌は、良いものもいれば、悪いものもいます。悪い細菌が私達の体に入っていっぱい増えると、私達の体を傷つけられ病気になります。そんな時、薬を飲みますね。それで細菌を殺せれば良いのですが、近年、どんな薬にも負けない細菌(薬剤耐性菌)が増えてきています。人類は、ピンチに立たされているんです。そんな細菌にも実は天敵となるウイルスがあります。それがバクテリオファージです。バクテリオファージは、細菌だけ殺して、私達には無害です。私達はバクテリオファージを悪い細菌を殺す薬として開発して役立てようとしています。

解剖学の講義では、先ず骨学(骨格系)から始める。骨を学ぶ目的は、成体という建築物の骨組みを理解することにある。実際に本物の骨格標本を使って行う骨実習では、正にいま手に持っている骨が身体の、または骨格系全体の中でどこに、どんな方向に位置しているのかを考え、観察する。有対性か無対性か?有対性であれば左右の判断は?骨全体の形、大きさ、重さなどの特徴も観察する。骨に見られる様々な突出物、くぼみ、孔なども観察し、それらが存在する意味を考える。隣接する骨との連結も調べる。獣医解剖学は比較解剖学なので、動物種差にも目を向けよう。この観察会ではウシやウマ、イヌの様々な骨を実際に手に取り、自身の眼で観察してみましょう。それらの精巧な仕組みと美しき形状にきっと興味を惹かれるでしょう。

キャベツの千切りをしていて「やっちゃった」ことはありませんか?我々は日常の些細な不注意などで切り傷や擦り傷を受傷することがあります。こうして受けた創傷は、通常積極的な治療をすることなく治癒します。一方、糖尿病の患者さんの創傷やお年寄りの床ずれはなかなかスムーズに治癒してくれません。人間と同様に犬や猫、馬や牛も様々な理由で創傷を受けます。そして人と同様に創傷はスムーズに治癒することもあれば、なかなか治癒してくれない場合もあります。「何故傷は治るのか?」という日常的なテーマから、つね日頃、我々の体内で活躍してくれる小さな戦士たち(=細胞)にスポットをあてて、創傷治癒のメカニズム、治りづらい創傷(難治性創傷)の理由、その解決方法を学んでいきましょう。

今日、ミニチュア・ダックスフンドは人気犬種のベスト3に入るそうです。皆さんのご家庭でもミニチュア・ダックスフンドを家族として迎え入れている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、ミニチュア・ダックスフンドには罹患しやすい病気があります。それが「椎間板ヘルニア」です。椎間板ヘルニアは、神経の傷害により腰痛、歩行異常が認められる病気です。恐ろしいのは、椎間板ヘルニアがさらに悪化すると、一生歩けなくなったり、命を落とすこともある病気ということです。椎間板ヘルニアが起きるとなぜ歩けなくなるのか?これをテーマとして中枢神経や末梢神経の働きを学び、どのような治療方法があるかを考えてみましょう。

動物には病気を起こさないけれど、ヒトには病気を起こす細菌が存在しています。こうした細菌の中には、ヒトに使用される薬が効かない細菌が存在しています。こうした細菌が、食品や動物との接触によりヒトに病気を起こすことがあり、世界的な問題となっています。このトピックについて、主に動物由来の食中毒を起こす細菌を中心として、「現状」と「今後の対策」について紹介します。

蚊やマダニは人を吸血するだけではなく、様々な病気を媒介します。そうした病気の多くは人と動物の間で行き来をし、“人獣共通感染症”と呼ばれます。今回は、2014年東京で流行の見られた、蚊により媒介されるデング熱や、近年、日本国内で報告の続くマダニ媒介性のSFTS(重症熱性血小板減少症候群)、ダニ媒介性脳炎について紹介したいと思います。

酪農学園大学では、国立環境研究所と協力して、ヤンバルクイナの全ゲノムを決定しています。ゲノムというのは、生物に必要な1セットのDNAのことで、その中にはその生物が持つ遺伝子がすべて入っています。DNAの情報はATGCの4種類の文字で構成されていて、鳥類のゲノムは10億の文字で構成されています。塩基配列を決定する機械は、100塩基程度の塩基配列を8,000万本調べてくれますから、ゲノムを決定する作業は、巨大なジグソーパズルのようなものです。もう少し正確に例えると同じ日の朝刊を80部持ってきて、細かく切って混ぜ合わせたあと、朝刊の記事を全部読めるようにするような仕事です。 本セミナーでは、ゲノムのお話しとともに、決定作業を体験いただき、さらに、決定されたゲノムをどう役立てるかについてお話します。

生産動物の疾病発生と飼養環境が密接に関係していることが分かってきている。すなわち、遺伝病を除いたほとんどの疾病は、人が管理する飼養環境の中の幾つかのリスク要因が絡み合って起こる多因子性の事象と考えられる。恒常的に健康な畜産物の生産を行うためには、疾病予防の実践が不可欠である。本セミナーでは、乳牛を例にとり疾病発生メカニズムや予防の概念について説明するとともに、飼養環境における代表的なリスク要因について概説する。

ウシやヒツジなどの反芻動物はどうして草食のみで栄養を満たすことができるのでしょうか。その秘密は4つある胃のうち、巨大な発酵タンクである第一胃における微生物との共生にあります。私たちの消化することのできない植物繊維を分解して、宿主である反芻動物のエネルギー源や窒素源がつくられ、肉や乳の産生へと栄養が供給されているのです。

味覚細胞というと舌の味蕾や五つの味覚を思い出すと思いますが、味覚受容器は消化管の他の場所にも分布しています。そのシグナルは直接意識レベルに上がることはありませんが、消化管ホルモンの分泌や迷走神経を介して私たちの食べる量の調節に関わっています。そのしくみに異常があると過食などが起こり、生活習慣病と呼ばれる肥満にもなる可能性があります。

筋肉つまり骨格筋は運動するときに大活躍しますが、実はそれだけの臓器じゃないのです。肝臓も脂肪組織も単にグルコースや脂肪を貯めるだけの臓器じゃないのです。これらの臓器は積極的に活性化因子を放出し、他の臓器の機能を調節する司令塔としての役割があることが近年の研究で次々に明らかになってきています。生物学の授業で、自律神経や内分泌腺(ホルモン分泌臓器)の役割を勉強していると思いますが、今まで“調節されている”と思われてきた臓器が実は“調節している”ということを一緒に勉強し、臓器間でやり取りされる会話をもう少し詳しく聞いてみませんか?

獣医師のイメージってどんなでしょうか?おそらく動物のお医者さんのイメージが強いのではないでしょうか?確かに獣医さんの一つの大きな仕事ですが、実は獣医師の仕事はもっと幅広いです。私が働いている基礎獣医学の分野では、広く動物を“知る”ことで、ヒトを含めたすべての動物の医療に貢献する仕事をしています。“基礎研究”って聞くとなんか小難しい印象を持ってしまうと思いますが、仕組みを理解することこそ新しい治療法を開発するのに絶対必要なのです。この授業では私の今取り組んでいる糖尿病との戦いを例に、獣医学の大学で行われている基礎獣医学研究ってどんなものなのかを紹介いたします。

大食細胞といわれるマクロファージは細菌を食べて感染から体を守ります。また、他の免疫細胞を刺激して細菌よりもっと小さなウイルスとも戦います。マクロファージは外部からの侵入者だけでなく、臓器のメンテナンスにも大切な役割を果たしています。マクロファージが正常に働けなくなると、糖尿病や動脈硬化といったメタボになったり、腎結石症やアルツハイマー病やがんを悪化させたりもします。そんな体にとって大切なマクロファージの働きを紹介します。

日本に侵入してくると酪農や畜産に壊滅的な打撃を与える口蹄疫と養鶏産業に大打撃を与える高病原性鳥インフルエンザとはどのような病気なのか。口蹄疫では、病気の成り立ちと2010年の宮崎県での発生状況、高病原性鳥インフルエンザでは、普通のインフルエンザとは何が違って病原性が強いのかを解説していく。また、両感染症の地球規模の発生状況と日本の置かれている状況についても解説していく。

みなさんが何気なく飲む牛乳、なぜ白く見えるのでしょうか。そして牛はどのようにしてミルクを作っているのでしょうか。ミルクが合成されるまで、また、ミルクの合成に伴う牛の病気について、獣医学的な視点も交えながらわかりやすくお話しします。

皆さんも日々の生活の中で、色々な”ストレス”を感じて生きていると思います。 ”ストレス”の全くない社会・人生は存在しません!では、皆さんと生活を共にする動物達はどうなんでしょう?”ストレス”を感じるのでしょうか? セミナーでは、そんな身近で、でも良く分からない”ストレス”について考えてみたいと思います。動物の感じる”ストレス”についてちょっと考えてみませんか?

昨今、さまざまなところで話題になっている”麻酔薬”について、みなさんはどの程度知っているでしょうか? 動物の場合、多くの処置や手術の際には全身麻酔が必要になります。 どうして人は、動物は麻酔薬によって眠るのでしょう? 自然の睡眠と麻酔による眠りは何が違うのでしょう?? 動物を”眠らせる”薬である麻酔薬について、ちょっと詳しく学んでみませんか?

近年、人は高齢化が進み、我が国は世界有数の長寿国となっております。みなさんの身近にいる犬や猫に目を向けてみた場合、どうなっているでしょう?動物の高齢化と、それに伴い生じてくる体の変化、そして「幸せに歳をとるためには?」について考えてみたいと思っています。

酪農学園大学に動物病院があることを皆さんはご存知でしょうか?ここでは、とても重症な動物の治療や看護が日夜行われています。普段あまり目にすることのできない、動物医療の最前線を「ちょこっと」お見せしたいと思います。

普段みなさんが口にしているお肉、乳製品などを生産するための生産動物と、その健康を守っている獣医師についてご存知ですか?本当は身近で役に立っていますが、身近にいないのでよく知らない生産動物と、みなさんの食の安全を支えている獣医師について紹介します。

乳を生産する牛は、毎日平均30リットルもの牛乳を生産しています。乳は血液から作られるため、乳中の様々な成分から多くのことがわかります。また、近年は、牛に活動を記録するための道具が体に取り付けられ、人の健康管理と同じように利用されてきています。それらの道具や検査を介して、牛から多くのデータが日々集められています。それらのデータから何がわかるのか、牛の健康管理、農場の生産管理にどのように利用されているのか紹介します。

私たちの体は、多様な微生物が共存してバランスを取っていることで健康を維持しています。微生物との共存バランンスが乱れると体に様々な影響をもたらします。講演では、免疫という観点から微生物との共存について解説します。

目に見えない微生物は身の回りに多く存在しています。その中でも細菌はヒト、動物、その他の生き物、モノの動きとともに運ばれていきます。多くの細菌は病気を引き起こすことなないですが、中には感染症の治療に使われる抗生物質が効かない細菌(耐性菌)がおり、問題となっております。日常環境、自然環境にいる耐性菌がどんなやつなのか、また運び手は何?を調べることで、衛生環境についても考えることが出来るでしょう。

乳牛は草などの植物資源をエサにして、おいしくて栄養価の高いミルクを生産してくれます。高能力な乳牛は、たくさんのエネルギーを乳に消費するため、健康的に飼うには高度な栄養管理の実践が必要です。本セミナーでは、乳牛がミルクを作り出すメカニズム(栄養素の流れやホルモンの働き)から、病気を予防するための栄養管理の考え方について概説します。

人と動物集団で感染症が発生した場合、あるいは発生前の予防で重要となるのは、何をどうしたらいいのか、効率の良い制圧方法を客観的に示すことです。疫学は統計学・数学、コンピュータ技術、また文系的な手法を使って総合的に取るべき道を示す学問です。セミナーでは、講師が体験した国内外の事例を用いて説明します。

みなさんは獣医師という仕事のこと、どのくらい知っていますか?直接動物の病気を治す「臨床獣医師」以外にも、獣医師が活躍している職種はたくさんあるんです。酪農学園でともに学んだ私の親友たちが、いまどんな仕事をしているのかご紹介します。

微生物?細菌?…どんな生き物でしょうか?ヒトも動物も、たくさんの細菌に囲まれて生活しています。「共生」と「寄生」、獣医学で学ぶ微生物学をのぞいてみませんか。さて問題です、トイレの水と、あなたの口の中、細菌が多いのはどちらでしょうか。

動物の身体は生物の基本構造単位である細胞から出来ています。細胞は目的に応じた機能発現のために集合して組織を形成します。様々な組織構造を顕微鏡で観察する学問として組織学があり、正常な組織学の理解は病気の診断にも繋がります。近年では顕微鏡を用いないタブレットによる組織観察や3次元像観察など新たな観察方法が開発されています。セミナーでは最新の組織観察方法や獣医療での応用例を紹介します。

動物細胞の結合組織はコラーゲンと呼ばれる蛋白質から構成されています。一般的に骨はカルシウムの塊と思われていますが、実際にはコラーゲン蛋白質に付着したカルシウムから出来ています。他にも皮膚のハリや血管の維持にコラーゲン蛋白質は多く活躍しています。セミナーではコラーゲンの紹介と医療面からの重要性について紹介します。

日本は世界で最も動物の殺処分が少ない国になっています。だけど、殺処分しないで「生かす」だけでは動物たちがかわいそうです。実は日本は、まだまだたくさんの課題を抱えているのです。イギリスやドイツなど動物福祉先進国でも、やはり多くの課題を抱えています。動物たちの殺処分は、飼い主の意識だけではなく日本社会の問題でもあります。地域の愛護団体は多くの人の助けを必要としていています。これからの保護動物の福祉について、私たちにできることを一緒に考えていきましょう。

札幌には「北海道盲導犬協会」があります。盲導犬に出会った時、私たちはどのようにすれば良いのでしょうか。盲導犬は仕事をやっていて“かわいそう”な存在なのでしょうか。盲導犬のうんちはどのように処理しているのでしょうか。盲導犬はレストランに入れるのでしょうか。皆さんが「目が見えないこと」「盲導犬のこと」を理解することで、障がい者の外出へのハードルが低くなります。盲導犬の役割について一緒に考えてみましょう。

犬のことをよくわかってるつもりでも、実は犬の気持ちを間違って捕らえている飼い主さんは少なくありません。また、犬は悪いことをしたら怒ってしつけるんだと思っている飼い主さんも多くいます。そうならないためには、犬のボディランゲージを正しく判断して、適切なしつけの方法を身につける必要があります。この講義では、犬のしつけの入門編を行います。

「倫理学」の別名は「道徳哲学」です。そうだとすると「動物倫理」は「人が動物に対してどのようにふるまうのが正しいのか」を考えることになります。このセミナーでは動物倫理の主な考え方を解説します。人と動物の「正しい」関係について考えを深めるきっかけを探しに来てください。

動物の高齢化や獣医療の発展により、動物のリハビリテーションが注目されています。この分野に興味を持って本学に入学する学生も多く、附属動物医療センターで実際に動物のリハビリにたずさわり、歩行できなかった動物が手術と術後のリハビリによって日々回復し、歩行できるようになるのを経験しています。このセミナーでは、実際にリハビリを行なっている動画を見ながら、さまざまな治療法・効果についてお話しします。

私達ヒトやペットが吸い込む空気には、ほとんどの場合、眼に見えない小さな粒子が存在します。その代表的な粒子を含む空気であるエアロゾルは、病気を広げたり、スプレーで薬を運んだりと、私達の生活と密接な関係です。一方でエアロゾルは、地球規模でも気候変動に影響があるのではといった説があり、部屋の中から地球全体にわたって、私達や動物の健康に影響を及ぼす可能性があります。このセミナーでは、エアロゾルを『見て』いただくことにより、地球と動物の健康について一緒に考えていただきます。

皆さんは動物福祉と動物愛護との違いをご存知でしょうか?動物福祉という言葉は最近よく耳にするようになってきましたが、正しく理解されていない方も多いのではないでしょうか。 動物福祉とはどのような考えに基づくものなのか、そして欧米における動物福祉の実情と日本における現状について、お話します。

みなさんが日々の生活でストレスを感じているように、動物も様々なストレスにさらされながら生活しています。しかし、動物は人間の様にストレスを感じていると言葉で訴えることはできません。そのため、我々は動物がどのようなストレスをどのくらい感じているのかを、なんとかして読み取る必要があります。 このセミナーでは牛などの家畜から、伴侶動物、動物園動物まで様々な動物から、ストレスを科学的に評価する方法や応用事例について解説します。

私たちの身体にはもともと、ケガをしたときや病原菌に感染したときに、それらと戦ういろいろな『武器』を持っています。足をすりむいちゃった!なんで血が止まるんだろう?ケガしたところにバイ菌が入っちゃった!なんで身体中バイ菌だらけにならないんだろう?こんなときの『生体の武器』=『生体防御反応』についてお話しします。

動物看護師さんのかかわりが期待されている歯のケアについてお話したいと思います。 犬の歯の解剖や、犬の罹患がとても多い歯周病や予防の為の効果的なケアについてセミナーをします。皆で犬の歯の事を学習しましょう!歯の模型を用意します。

動物看護師さんの業務の中に衛生管理があります。今回は衛生管理の中の重要な言葉である洗浄・消毒・滅菌についてセミナーをおこないます。その後手洗いを行ってみます。自分のいつもの手洗いをおこなってみて、洗い残し部分をチェックしてみましょう。

職業を知る説明会(動物・農・食分野)

今、日本にある職業約28,000種類のうち、人と関わらない仕事はほぼありません。 大学の農学部卒業生は、その学問領域の広さを味方にして、就職でも力を発揮します。 農学系大学で学ぶには、総合的な科学力を必要とする「実学」が必須となります。 実学とは、知識を知恵とすることです。農業系大学では、その実学が習得できます。 働くとは、学び続けることです。それが自分の夢を実現するための力を養うことに繋がります。 日本の農業・食を支えたい。自然と共に生きていきたい。人と動物のためにできることは無いだろうか。そんな皆さんに農業系大学の魅力をお話しします。